こんにちは!サンタです。
この記事を読んでくれている人は、本当に必要な保険を見極めて、固定費を節約したいと思っていますよね。固定費が節約できると貯金や資産運用に回せるお金が作れるようになります!
別の記事でもお伝えした通り、家計にゆとりを作るためには収入を上げるか支出を下げるかしかありません。収入はなかなか上がらないし、他人の力が必要ですよね。一方で支出は自分達だけでどうにかなるものです。この記事では保険の見極め方について分かりやすく説明していきます。
固定費をがっつり節約して貯金や投資に回すお金を増やそう!
本当に必要な保険は3つだけ!
保険にはたくさんの種類がありますが、僕が保険を見直す時に本当に必要な保険は少ないなと感じました。判断する知識や情報を知らないことで、不要なお金を使ってたなと痛感しましたね。。
これまで何年も払ってきた保険料は何だったんだぁぁぁぁぁって感じです。ホントに。。。
保険の種類と支払方法
まずは保険の基本知識からということで、保険の種類と支払方法を整理します。
保険の種類
保険は「生命保険」と「損害保険」の2つに大きく分けられます。「生命保険」は死亡保険・医療保険・がん保険などがあり、「損害保険」には自動車保険・火災保険・ペット保険などがありますね。
保険の支払方法
保険の支払方法は「掛け捨て」と「積み立て」の2つがあります。「掛け捨て」は払いっぱなし、「積み立て」は満期になると積み立てた保険料が返ってくるものです。
保険の種類と支払方法を組み合わせた保険商品がいろんな保険会社からたくさん販売されています。
保険の種類がたくさんあるし、扱っている保険会社もたくさんあるので、どれが良いのか分かんないですよね。
結論|加入すべき保険は掛け捨ての3つだけ(持ち家・車・家族あり)
早速ですが、結論です。
本当に必要な保険は掛け捨ての収入保障保険・自動車保険(+車両保険)・火災保険(+地震保険)の3つだけです!カッコ書きにしているのは人によって必要性が変わるからですね。
前提として、僕のような地方在住で「持ち家・車・家族あり」を対象としています。それぞれの理由を解説します。
収入保障保険
収入保障保険は生命保険(掛け捨て)の仲間で、家族の生活を維持するために必要な保険です。一般的な生命保険と異なるのは毎月一定額の保険金を、契約した保険期間まで年金形式(給料みたいな感じ)で受け取れ、保険期間の経過とともに保険金の受取総額が下がるのが特徴です。
例えば65歳満期で1ヵ月10万円の契約であれば、死亡年齢が40歳だと3000万円(10万円×12ヵ月×25年)になるし、50歳だと1800万円(10万円×12ヵ月×15年)となります。その分、支払う保険料も下がっていきます。
また、一般的な生命保険だと一括で保険金を受け取るので、取り崩しに不安を感じる可能性もありますが、収入保障保険は給料感覚なので安心して生活できると思います。
資産運用が得意な場合は一般的な掛け捨ての生命保険でも良いと思う!
サンタ家は共働き夫婦+2ワンなので、お互いが収入保障保険に加入していて、夫婦どちらかが死んでしまっても、2ワンとの生活が制限されないようにしています。
サンタ家は2ワンとの生活を変えないことが大事なポイントだったよ^^
自動車保険(+車両保険)
僕のような地方民にとってクルマは必須ですよね。
自動車保険はクルマの事故で相手に怪我をさせてしまったり、相手のモノを壊してしまった場合に必要な保険です。自分や同乗者のケガの治療代や自分のクルマの修理代などを組み合わせることができます。
必須の組み合わせは弁護士費用特約です。
僕も事故(停止中に相手がバックで衝突)で相手が保険に未加入かつ修理代が未払いで裁判になったことがあります。(もちろん100対0で勝訴)
こういう時に保険会社が弁護士の選定・やり取りや対応に動いてくれたので、とても助かりました。
特約がなければ、そもそも弁護士の選定から大変だったと思う。。
あとは車両保険をどうするかですよね。ちょっとした修理代の想定であれば貯金から支出すれば良いので車両保険は不要です。そもそも修理代を払えない状態で車を購入するのは良いとは言えないですよね。
問題は全損のリスクをどう考えるかです。
経済産業省の少し古いデータ(2014年)を参考にします。
車両保険における全損の割合は 7~8%程度(残りが分損)。
出典:産業構造審議会産業技術環境分科会廃棄物・リサイクル小委員会自動車リサイクルWG 中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会自動車リサイクル専門委員会 第37回合同会議|資料-4 (一社)日本損害保険協会へのヒアリング結果について
当たり前ですが、全損になる可能性は低いです。あとはクルマの再購入価格と貯金から判断することになります。サンタ家は軽自動車と普通車の2台持ちなのですが、軽自動車は未加入、普通車は加入しています。
火災保険(+地震保険)
火災保険は損害保険の一種で、火災や落雷、風水害など災害によって生じた住宅の修理・再建や家財が被害に合った場合に必要な保険です。
また、セットで加入できる地震保険は火災保険の契約金額の30~50%で設定します。今は住宅ローンの残債があるので加入していますが、不要かなーと思ってきてます。
そもそも地震保険について財務省ではこのように記載されています。
地震保険は、地震等による被災者の生活の安定に寄与することを目的として、民間保険会社が負う地震保険責任の一定額以上の巨額な地震損害を政府が再保険することにより成り立っています。
出典:地震保険制度の概要(財務省)
とあるように地震保険の目的は再建ではなく生活の安定だからですね。そのため一般的な住宅だと取得額×50%が最大保障(全壊)となります。ちなみに東日本大震災での損壊状況は下の表のようになります。
全壊 | 半壊 | 一部損壊 | |
---|---|---|---|
棟数 | 129,391 | 265,096 | 743,298 |
割合 | 11.4% | 23.3% | 65.3% |
損壊した建物の全壊率は約11%です。損壊の程度によって保険金額は契約金額の5%・30%・60%・100%のどれかになりますが、大多数の一部損壊だとわずか5%になります。
仮に今、大地震が起きて自宅が全壊した時をイメージすると、仕事どころではないだろうし、まともな生活が出来そうな気もしません。僕ならいさぎよく自己破産するんじゃないかなって考えてます。
サンタ家(平屋・築10年)が全壊するって、だいぶヤバい状況になってるよね。。
とはいえ、大地震の被害が大きいと予測されている地域にお住まいで自己破産に抵抗がある場合は地震保険に加入しておくのも悪くはないと思います。
そもそも保険が必要な理由は?
みなさんは保険は何のために加入しているのですか?
ここをしっかり整理しておくと、保険の必要性を判断できる軸が作れるようになります。
保険が必要な3つのケース
そもそも保険に加入するのは万が一に備えたいからですよね。じゃあ、万が一ってどんな時だとイメージしていますか?例えばここで紹介するような内容になると思います。
一家の大黒柱が急に亡くなった
家計を金銭面でも支えていた大黒柱が急に亡くなると、これまでの生活が維持できない状況になりますよね。この場合は収入保障保険が活きます。ただ、家族がいる場合であって、独身の場合は不要ですね。
大事故で人や物を傷つけてしまった
人をはねてしまった、事故の衝撃で建物などに突っ込んでしまったなど数百万円ではきかないお金が必要になってしまうことがあるので、この場合に自動車保険が活きます。
災害で持ち家が甚大な被害を受けた
住宅そのものに加え、家財などの財産を火災や水害、落雷などの災害から修理や再建の費用をカバーするのが火災保険です。リスクはかなり低いですが、家を再建するには数千万円のお金がかかるので、こんな場合に火災保険が活きます。
元の生活の継続が難しい場合に保険が必要
ここで紹介した3つのケースの共通点は「万が一」の時に生活が維持できなくなるほどのお金が必要になることです。たとえリスクが低くても、数千万円を超えるお金が必要で、生活が破綻してしまう場合に備えること、これが本来の保険に加入する意味だと思います。加入者同士でお金を出し合って、大変な時にそのお金を使わせてもらうということですね。
固定費の節約は大きなところから
固定費で大きな割合を占めるのは住宅費・保険料・車の維持費があります。
固定費の節約と言うと、「電気をこまめに消す」とか「水を出しっぱなしにしない」といった水道光熱費をイメージするかもしれません。でも、家族で頑張っても水道光熱費が半分になるわけでもないし、注意する人・注意される人が出てきてお互いの精神的にも負担が掛かると思います。
もちろん節電・節水は大切なことだけど、ほどほどにするのが大事だね^^
なので、住宅費・保険料・車の維持費など金額が大きく、生活を変えにくい固定費の節約から始めるのがポイントです。
保険を見直すべき理由
ここからは保険を見直すべき理由について詳しく解説していきます。僕も元々は複数の保険に加入していて、生命保険だけで1か月に1万円以上も払ってたんです。見直した結果、ほぼいらんかなってなりました^^
確実に固定費を節約できるから
固定費は自分達だけで何かをやめたり、変えることで確実に節約できますよね。
僕の場合は生命保険だけで死亡保険・医療保険・がん保険・収入保障保険に加入していたので1か月に1.2万円くらい払ってたんです。これを3000円くらいまで節約しました。
1ヵ月で9000円の節約はデカいよね!!1年間だと10万円以上の節約になるからね^^
30代夫婦の生命保険料の支払総額は1000万円!?
生命保険文化センターのデータによると、性・年齢別の年間払込保険料(全生保)は下の表のようになります。全生保とは生命保険の総額なので、死亡保険・医療保険・がん保険・養老保険・個人年金保険なども含まれます。
20歳代 | 30歳代 | 40歳代 | 50歳代 | 60歳代 | 70歳代 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 11.9 | 19.9 | 22.4 | 25.5 | 21.2 | 16.4 |
女性 | 9.6 | 14.0 | 18.6 | 19.0 | 15.9 | 13.0 |
保険料は50歳代に向けて年々増え続けていることが分かりますね。
例えば30代夫婦では男性19.9万円/年(約1.7万円/月)、女性14万円/年(約1.2万円/月)なので、夫婦で1ヵ月あたり約2.9万円の保険料を支払っている計算になります。
もう少し詳しく計算してみます。
35歳同士の夫婦が65歳まで1ヵ月3万円の生命保険(死亡・医療・がんなどの合計)を契約したとします。
保険料の総額は1080万円(3万円×12ヵ月×30年)ものお金を払うことになるんです。これって衝撃じゃないですか?あくまでも30歳代の保険料で計算しているので、もっと増える可能性もあります。
使うかどうか分からない生命保険にこれだけのお金を使うってもったいなくないですか?
健康でいるほど、お金を捨て続けているようなものですからね。
僕は保険よりも貯金と資産運用で老後に備えることを選択したよ!
保険を解約しても生活に支障がないから
住宅や車の固定費と違って、保険は普段から使うものではないですよね。だから、保険を解約したとしても生活は何も変わらないんですね。保険を見直せば、固定費がまんま節約できるのでやってみる価値はありそうだなって思いませんか?
公的保険(社会保険)が充実しているから
僕も知りませんでしたが、日本は公的保険(社会保険)がめちゃくちゃ充実してるんですね。
みなさんは病気・ケガで入院した時やそれが原因で会社に行けなくなった時など、万が一の時にどれくらいの補助が出るのか知っていますか?それを知れば、保険の必要性をより具体的に判断できるようになるはずです。
ここからは日本の公的保険(社会保障)の制度を簡単にご紹介します。
高額療養費制度
入院や治療による医療費が高額になった場合に、個人の負担を軽減するための制度です。一定の負担限度額を超えた医療費(保険適用)の一部を国や自治体が補填してくれます。平均的な年収の方の場合は、どんなに高額な医療でも1ヵ月あたり最大でも10万円程度の負担で済みます。あくまで1ヵ月あたりなのですが、半年入院しても最大で60万円くらいの負担で済みます。
傷病手当金
会社員や公務員が対象で、病気やケガで一時的に働けなくなった場合に、一定期間の給付金を支給する制度です。支給開始日から通算で1年6か月は毎月の給与の67%(2/3)が支給されます。
休業補償給付
一部の自営業者を含む、会社員や公務員が対象で、業務上の病気やケガで一時的に働けなくなった場合に、休業が続く限り毎月の給与の80%が支給される制度です。
障害年金
国民年金・厚生年金など公的年金への加入者が対象で、病気やケガなどによって障害の状態になったときに支給されます。「障害の状態」とは、視覚障害や聴覚障害、長期療養が必要な病気、精神の障害などで、仕事や生活が著しく制限を受ける状態になったときです。
障害の程度や配偶者、子どもの有無によって年金額は異なります。
例えば、障害等級が1級で子ども一人の場合は月額約10万円が支給されます。
保険は一括見積もりで窓口にはいかない!
加入者や希望する条件によって安い保険会社は異なりますので、ネットで一括見積もりすることを強くおすすめします。相談窓口に行くことを否定はしませんが、同じ保障であっても間違いなく一括見積もりした方が安くなります。
また、窓口で相談した場合には他の保険を勧められることもあるかもしれませんが、ここは強い意思で断りましょう!
一括見積もりサイトを紹介しておきますね。
まとめ|本当に必要な保険を見極めよう!
ここまでをまとめるとこのようになります。
いかがでしょうか?
保険のCMや広告って上手く人間の危機感をあおるように作っているので、僕自身もたくさんの保険に加入していました。正直なところ保険貧乏の状態ですね。
でも、本当に必要な保険を見極められると固定費が節約できて、貯金も資産運用もできるようになります。みなさんも保険を見直してすっきりしましょう!