つみたてNISAに興味があっても、口座開設をしなければ始めることはできません。ただ、「口座開設が面倒くさそう」、「始め方が良く分かんない」で止まってしまっている人も多いですよね。
でも、つみたてNISAの始め方って簡単なんです。この記事では、NISA口座数No1の「楽天証券」の口座開設の流れやお得な方法を徹底的に解説していきます!
「2024年からの新NISAからでいいか」と思っているあなた、今からでも遅くないので2023年から始めた方が間違いなくお得です。
参考にしてもらえると、とても嬉しいです。
来年からと言わず、今年から始めておくほうがお得だよ!
楽天証券の口座を5分で開設するための必需品
5分で口座開設するための必需品はたったの2つです。これだけ手元にあれば、最速で口座開設できるんですね。
楽天証券の口座開設の流れをイメージしておこう!
楽天証券でつみたてNISAの口座開設する流れの中には、総合口座・特定口座・一般口座・NISA口座の4つの口座が登場します。
「つみたてNISAを始めたいだけなのに何で?もう面倒臭くなってきた。。」って思いますよね。
でも大丈夫です!!
ポイントは課税(税金がかかる)、非課税(税金がかからない)、源泉徴収(税金を納める)です。ここをざっくり理解しておくと、口座開設で自分が何やってるのかがスムーズになります。
口座開設の全体像は下の画像のようになります。
総合口座
総合口座は楽天証券全体の口座で、この中に特定口座・一般口座・NISA口座を作っていくんですね。
特定口座と一般口座
特定口座や一般口座は利益が出ると課税(税金がかかる)される口座です。
特定口座は源泉徴収を全て楽天証券にまかせたり、確定申告に必要な書類を作ってもらえます。
一般口座は確定申告に必要な書類を自分で作らないといけないので、とても大変です。
つみたてNISAの場合は特定口座を選びます。
NISA口座
NISA口座は特定口座の中に利益が出ても非課税(税金がかからない)の口座を作るんですね。
こんな感じで口座開設には3つのステップがあるので、イメージできていると混乱しないです。
【スマホ版】楽天証券の口座開設を徹底解説
ここからは口座開設の流れを解説します。一気にサクッとやってしまいましょう。
まずは総合口座の開設から
最初に楽天証券全体の総合口座を開設します。
楽天証券の公式ホームページはこちら
楽天証券のホームページにアクセスし、右上の「口座開設」をタップします。
最初の画面では「楽天会員ではない方」と「楽天会員の方」のどちらかを選びます。ここでは「楽天会員ではない方」を例に進めていきます。
メールアドレスの登録
メールアドレスを入力後、「同意のうえ、送信する」をタップすると、下の画面に切り替わります。
そうすると、楽天証券から下のメールが届きます。
メールタイトルにいきなり総合口座って出てきますよね。口座開設のイメージを分かっていないと、「???」になるんです。
メール内のリンクをタップし、次に進みます。
本人確認書類の提出
ここからは本人確認になるので、まずは国籍を選びます。
そうすると、本人確認書類を選ぶ部分が表示されるので、運転免許証または個人番号カード(マイナンバーカード)のどちらかを選び、「次へ(本人確認へ)」をタップします。ここでは個人番号カードとして進めます。
運転免許証または個人番号カード(マイナンバーカード)で申請した場合は最短翌日にログインIDが送信されるよ!
次は本人確認書類と顔写真の撮影になります。スマホに表示される手順通りに進めていけば大丈夫です。ここからは個人番号カード(マイナンバーカード)を使った手順の画像を貼っておきますね。
■本人確認書類の「表面」の撮影
■本人確認書類の「厚み」の撮影
■本人確認書類の「裏面」の撮影
■「顔写真」の撮影
■「実物」であることの判定
基本情報の入力
名前、住所、電話番号などの基本情報を入力し、「次へ」をタップします。
特定口座の開設
次に総合口座の中に特定口座を作っていきます。
納税方法の選択
納税方法には3つの選択肢がありますが、確定申告が不要(楽天証券にまかせる)(特定口座、源泉徴収あり)を選んでおけば大丈夫です。これは利益が確定すると、楽天証券が税金の支払いを自動でしてくれるので、面倒な確定申告をしなくても良いんですね。
もちろん僕も「確定申告が不要」を選んでるよー
「自分で確定申告(特定口座、源泉徴収なし)」と「自分で計算して確定申告(一般口座、源泉徴収なし)」は基本的には選ばないようにしましょう。文字通り、自分で確定申告しないといけないので面倒です。
NISA口座の選択
最後に特定口座の中にNISA口座を作ります。
NISA口座を「開設する」を選び、その下にある「初めて開設する」を選びます。
NISAまたはつみたてNISAの選択
そうすると、NISA区分の選択肢が表示されます。
これから10年以上の長期投資になるので、「つみたてNISA」を選び、「次へ」をタップします。
その他の申込
NISA口座の開設まではこれで終わりですが、その他の申込もありますので以下に沿って進めていきましょう。
楽天カードの案内
楽天カードを利用して、つみたてNISAを積み立てるとお得なので、持っていない方は「受け取る」をおすすめします。すでに持っている方は「受け取らない」を選びます。
iDeCo(イデコ)の申込
ここでは申し込まなくて良いかなと思います。iDeCoは1つの証券会社でしか利用できないので、このタイミングでなくても大丈夫です。
楽天FX口座の申込
申し込まなくて良いです。海外通貨の売買ができるものですが、やるとしてもよく考えてからで大丈夫です。
信用取引口座の申込
これも申し込まなくて良いです。レバレッジと言って、自分の資金の何倍ものお金で投資できるものなので、初心者にはリスクが高いです。「次へ」をタップします。
ログインパスワードの設定
楽天証券にログインする際のパスワードを設定し、「次へ(内容確認へ)」をタップします。
入力内容を確認し、「規約等の確認へ」をタップします。
規定等の確認
「規約等を確認する」をタップします。
規約が表示されますので確認し、「規約等に同意して申込を完了する」をタップして申込は終わりです。
申込後の流れ
申込方法によってログインIDが発行されるタイミングが違うので、チェックしておきましょう。
楽天証券ホームページ内の「ログイン」ボタンよりIDとパスワードを入力してログインできます。ログイン後、取引をはじめる際に必要な暗証番号、勤務先情報などの初期設定をすれば口座開設は完了です。
楽天証券の口座開設でお得な設定
ここからは楽天証券の口座開設時に併せてやっておくとお得な設定があるので紹介していきます。
楽天銀行口座の申込
楽天証券の口座開設に併せて、楽天銀行も口座開設しておくのがおすすめです。楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス(マネーブリッジ)を利用すれば、いくつかのメリットがあるので後で詳しく説明しますね。
楽天カードクレジット決済での投信積立
楽天カードをお持ちの場合は、つみたてNISAの積立方法として毎月33,333円までクレジットカード決済ができます。決済額に応じてポイントが付与されるのでおすすめです。
ポイント還元率が0.2%→0.5%に引き上げ
2023年6月積立分からポイント還元率が0.2%→0.5%に引き上げされます。カードの種類で最大1.0%までポイント還元されるのでお得です。
正確には下の表のように代行手数料年率0.40%(税込)未満か以上でポイント還元率が変わるが、つみたてNISAで選ぶ投資信託であれば代行手数料年率0.40%(税込)未満になるので、特に気にする必要はありません。
取引の流れ
毎月12日までに積立設定しておけば、翌月8日※に積立、15日頃にポイント付与、27日(休業日の場合はその翌営業日)に引き落される流れになります。
※これからつみたてNISAを始める方は8日が積立日になります。
楽天キャッシュ決済での投信積立
楽天カードからのチャージすると、楽天キャッシュ決済(積立設定の上限50,000円)でポイント還元率が0.5%になります。
取引の流れ
毎月12日までに積立設定しておけば、13日~15日に楽天キャッシュ残高から引落され、翌月の積立日(休業日の場合はその翌営業日)に積立されます。
2024年からは楽天カードとの併用も可能
2024年からの新NISAではつみたて投資枠が年間120万円に拡大され、楽天カードで5万円、楽天キャッシュで5万円の合計10万円の積立が可能になります。
まあ、毎月10万円も積立できる人は限られてますが、一応知っておくと良いですね。
また、現行NISAと新NISAの非課税枠は異なるので、今年から始めたほうが40万円分お得です。
楽天銀行とのマネーブリッジ
楽天証券と楽天銀行にはマネーブリッジという口座連携サービスがあります。つみたてNISAでマネーブリッジを使用する頻度は多くありませんが、申込(無料)しておくだけでお得な点があります。
優遇金利はメガバンクの100倍
楽天銀行の普通預金が大手銀行100倍の最大年0.10%の優遇金利が適用されるので、普通預金の金利はメガバンクの最大100倍にアップします。正確には上の図のように300万円以下は年0.1%(取引後、年0.079%)、300万円超は年0.04%(取引後、年0.031%)の優遇金利が適用されます。現金の保管場所として優秀ですね!
ハッピープログラムでポイントゲット
マネーブリッジに登録しておくと、ハッピープログラムにも申込(無料)できます。 上の表のように毎月末時点の投資信託の保有残高が、はじめて基準残高に到達した場合にポイントがもらえます。
自動入出金スイープで手間を最小限に
自動入出金(スイープ)とは楽天銀行と楽天証券の資金移動サービスです。
銀行口座と証券口座を資金が自動で移動するので、自分で入出金する必要がないんですね。
例えば、2023年6月から楽天カード決済でつみたてNISAを始めても毎月33,333円までしか積立できないので、限度額40万円との差額分を増額設定で引き落とす必要があるんですね。そんな時に楽天銀行に入金しておけば、楽天証券に自動入金できるサービスなんです。
つみたてNISAの場合は頻度が多くありませんが、いざという時に重宝しそうなサービスですね。
引落の流れ
積立指定日の前営業日(土日祝は休みなので要注意)までに積立設定と入金を完了しておけば、月1回、毎月1日~28日の中から希望日を「積立指定日」にすることができます。
楽天カードでのクレジット決済の場合、増額設定やボーナス設定の場合は証券口座から引き落としする必要があるので、翌月7日(営業日の場合)までに楽天銀行に残高があると、マネーブリッジで自動的に楽天証券に入金してくれます。
楽天証券でのポイント投資
毎月の積立額には楽天証券ポイントまたは楽天ポイントの利用が可能ですが、楽天ポイントを利用するのがおすすめです。詳しく説明していきますね。
楽天証券ポイントコースと楽天ポイントコースの違いは?
●ポイント投資
楽天証券ポイントコース:投資信託の取引(ポイント利用上限なし)
楽天ポイント コース:投資信託・国内株式・バイナリーオプションなどの取引(ポイント上限あり)
●ポイントを使う
楽天証券ポイントコース : 楽天証券で利用またはJALマイルに交換
楽天ポイント コース: 楽天市場でのお買い物など楽天グループ各社で利用
僕も含めてつみたてNISAで貯めたポイントを楽天市場で使うパターンが多いと思うので、楽天ポイントコースを選ぶのがおすすめです。
楽天証券のSPU達成条件
SPU(エスピーユー)とは、Super Point Up Program(スーパーポイントアッププログラム)の略で、楽天の各サービスを使うことで、ポイント倍率があがるお得なプログラムです。
楽天ポイントコースおよびマネーブリッジを設定し、月間合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)でポイント+0.5倍になります。
そうすると、通常のポイント1倍に加えて、その月の楽天市場でのお買い物(初日~末日まで)がポイントアップ対象になります。
SBI証券との比較しすぎには要注意?!
ここまで楽天証券でのお得な設定について説明をしてきました。楽天証券とよく比較されるSBI証券とのポイント還元率は優劣がありますが、長期の資産形成への影響はわずかです。そもそもどちらの証券会社もポイント制度がこれからずっと変わらないっていう保証もないですし、その都度変更するのも僕は面倒です。
僕が楽天証券を利用している理由は、楽天証券・楽天カードの組み合わせであれば、日々のお買い物やふるさと納税など、ポイントの貯め方・使い方が色々あるからですね。もし、SBI証券の方が自分の生活圏に合っているのであれば、そちらを選んでも損はないはずです。
【まとめ】楽天証券でつみたてNISAを始めよう!
この記事ではスマホを使って楽天証券で口座開設する流れやお得な設定について解説してきました。
大切なポイントを4つにまとめます。
僕は楽天証券でつみたてNISAを始めて2年目ですが、これといった不満はありません。
サイトは見やすくて、使いやすいですし、分からないことがあってもチャットですぐに教えてくれます。
2023年からつみたてNISAを始めると、新NISAよりも非課税枠が40万円分多くなるので、この機会に始めてみてねー!